職業奉仕
職業奉仕とは
「職業奉仕」とは、あらゆる職業に携わる中で、奉仕を生かしていくことをロータリーが育成、支援する方法です。職業奉仕の理想に本来込められているものは次のものです。
1.あらゆる職業において最も高度の道徳的水準を守り、推進すること。その中には、雇主、従業員、同僚への誠実・忠実さ、また、この人達や同業者、一般の人々、職業上の知己すべてへの公正な取り扱いも含まれます。
2.自己の職業またはロータリアンの携わる職業のみならず、あらゆる有用な職業の社会に対する価値を認めること
3.自己の職業上の手腕を社会の問題やニーズに役立てること。職業奉仕は、ロータリー・クラブとクラブ会員両方の責務です。クラブの役割は、たびたび職業奉仕を実践して見せることによって、また、クラブ自身の行動に職業奉仕を生かすことによって、模範となる実例を示すことによって、さらに、クラブ会員が自己の職業上の手腕を発揮できるようなプロジェクトを開発することによって、目標を実践、奨励することです。クラブ会員の役割は、ロータリーの原則に沿って、自らと自分の職業を律し、併せてクラブが開発したプロジェクトに応えることです。職業奉仕は、ロータリー・クラブとして行う責務でもあります。クラブとして、職場の文化的生活環境基準を高めるプロジェクト、働く人の可能性を開花させるような力を貸すプロジェクト、あらゆる有用な職業の価値を認めるプロジェクトなどを手がけるこどができます。
職業奉仕委員会
この委員会は、本クラブの会員が、その職業関係における諸責務を遂行し、各会員それぞれの職業における慣行の一般水準を引き上げるうえに役立っ指導と援助を与えるような方策を考案し、それを実施します。この委員会の委員長は、本クラブの職業奉仕活動に責任を持ち、職業奉仕の諸特定分野について設置されるあらゆる委員会の仕事を監督し、これを調整します。